実質GDPよりシンプルに話せる名目GDPについて、以下３つのポイントをお伝えします。
なお、実質GDPについて知りたい方は『実質GDPを３分で理解する３つのポイント』もぜひご覧ください。
- Gross Domestic Productの略で、国内総生産のこと
- 国連（統計委員会）が定めた国際基準に基づき内閣府が作成
- 国内で生産されたモノ・サービスの提供に伴う付加価値の総額
- 国の経済規模を示す指標として使われる
GDPとは付加価値の総額です。
例えば、600円で買ってきたものを装飾して1,000円で売れば、400円の付加価値が生まれます。
様々な経済活動における付加価値を積み上げたものが、GDPということになります。
下図は2018年の10月～12月のGDPの構成です。
GDPの内訳は以下の３つに分けられ、経済状況の分析等に利用されています。
- 民需（家計消費＋企業投資）
- 政府支出
- 貿易収支（輸出額ー輸入額）
各統計情報をもとに推定しています。
一例として、
民需は、家庭への家計調査や企業への統計調査
政府支出は、予算書や公共工事請負金額
貿易収支は、税関への輸出入の申告
といったものを使って見積もることができるようです。
